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保育士試験の実技試験の様子をつづってみました。対策・準備・道具・練習・服装や当日の流れなどをまとめましたので最後までご覧いただけると嬉しいです。
この記事は
- 保育士試験が気になる。
- 保育士試験の流れが知りたい。
- 合格体験記が知りたい。
- 合格者の勉強方法や対策が気になる(特に実技試験について)。
こんな方のお役に少しでも立てればと思い作成しました。
筆記試験編1 筆記試験編2 の続きになりますので合わせてご覧頂けると幸いです。
保育士試験・後期筆記試験後
後期筆記試験の解答速報を確認したところ、合格の予想となり翌日から早速本格的に実技試験対策を始めました。
保育士試験の申込時(7月頃)に実技試験の3科目、音楽・造形・言語の中から必ず2つ類選んでおく必要があったので、
- 造形(保育の1場面を色鉛筆を使用した絵画で表現する)
- 言語(3歳児クラスを模して課題4種の中より選んだ3分間の素話)
にしていました。
まずはネットにて実技試験対策の情報収集を開始。
平日1日毎に、最低でも言語2回&造形1枚の練習はすると決めました。
保育士実技試験・言語の試験対策
家に絵本があり、他の課題より馴染みがあったので「おおきなかぶ」を選択することに。
You Tubeにある保育士試験言語対策の動画をいくつか確認し、3分間に収まるようにお話をアレンジしてオリジナルの台本を作りました。
基本的には1人の時間に声を出しながら、たまに子供達の前で練習を1日に数回行いました。
「おおきなかぶ」のストーリは単純な方かと思いますが、繰り返し部が多くどこまで話をしたか混乱したり、早口になりがちだったのでゆっくり、丁寧に話すことを心がけました。
保育士実技試験・造形の試験対策
こちらもネット上の合格者の方の絵を見たり、YouTubeにある造形の練習法をまず確認しました。
初めは人物の書き方やポーズの練習をし、少し慣れてきたら本番同様に初見のお題を時間内(45分)で仕上げていくという感じで進めました。
数年分の過去問を調べ、それらのお題は全て練習、その後は保育士試験対策のコンテンツにある予想問題や自身で思いついたお題などでも描いてみました。
最初は時間内に完成出来ませんでしたが、徐々に時間配分やコツが分かってきて試験前には35分ぐらいで書き上げられるまでになりました。

保育士実技試験・造形の道具選び
子供が持っていたトンボ鉛筆色鉛筆12色セット一式と三菱鉛筆色鉛筆24色セットからねずみ色&ぐんじょう色&やまぶき色の3本を借りました(地面・ジーンズ・土を塗る用の色として)。
大まかな下書きはオレンジ色、縁取りはこげ茶色が自分的にしっくりきたので、こげ茶色の三菱色鉛筆を1本新調しました。
消しゴムと携帯用鉛筆削りは家にあったごく普通の物で間に合いました。
普段はルーズリーフ用紙で練習、試験本番の紙質に慣れるため100円均一でケント紙を購入しそれでも数回練習しました。
▽使用した色鉛筆はこちら▽
保育士実技試験当日の服装
こちらも調べるとオフィスカジュアルでOKとあったので、自宅にある若草色のボートネックカットソー(少し明るめの色がいいかなと思いこの色にしました)と黒のストレートパンツを履いて、上着にはダウンを着用しました。
当日は靴は雨が降っていたので雨の日使用のグレーのハイカットスニーカーにしました。スニーカーでも大丈夫なのかな?と不安は少しありましたが、スニーカーの受験生も多く見かけたので問題なさそうでした。
マスクは立体加工の3Dマスクの白。言語の最中にマスクが下がってしまったら困ると心配でしたが多少ずれはしたものの耐え抜いてくれました。

▽試験当日実際着用したものと同じような商品はこちら▽
保育士実技試験当日
試験会場が遠方かつ集合時間が8:45だったため朝5時代に家を出発しました。
忘れ物がないよう数日前から準備を始め、前日と出発前に数回確認しました。
保育士実技試験・造形の試験
全国の会場で同時刻(今回は9:30〜)開始されるようでした。
開始時刻前に試験監督が教室を見回って道具の確認があり、その際に鉛筆削りを机に置いて使用していいか確認しOKをもらいました。
開始の合図後は問題文をよく確認し、重要な単語にはアンダーラインを引きました(室内か室外か、何歳児か、何人かなど)。
練習の際には30分前後で完成するようになっていたのですが、本番では時間の余裕がなく完成と試験終了時間が同時ぐらいでした。
色が塗りきれないままの受験生の方もいたように見受けられました。
造形の試験終了から言語の試験の集合時間まで3時間ぐらい時間が空いたので会場から少し歩いたカフェで昼食を取り時間を潰してから控室へと戻りました。
▽実際使用した鉛筆削り▽
保育士実技試験・言語の試験
控室では声を出しての練習は禁止のようだったので心の中で数回練習をしたり、ぼーっとしながら過ごしていました。
名前を呼ばれ廊下の椅子で順番を待ちましたが、漏れ聞こえる試験中の受験生の方のお話がとても上手に思えて少し焦りました。
自分の順番になりノックと挨拶をして入室、2人の試験官の案内に従って荷物(ダウンも脱いで手に持っていた)を置き受験票のシールをそれぞれの試験官に手渡しして中央に置かれた椅子の前に立ちました。
「お座り下さい、準備はいいですか?」と確認されスタート。
前方にある子供に見立てた2つの椅子の間を目線でゆっくり往復しながら(子供達に優しく目配せしているようなイメージで)お話をしました。
「これでおおきなかぶのお話はお〜し〜まい。」のセリフから3分終了のタイマーが鳴るまで10秒ぐらいあり、なんとも言えない空気が流れていた気がします。
しかし、ここで焦って試験官を見てはダメだと、平常心で子供達に優しく目配せし続ける演技で乗り切りました。
タイマーが鳴り、お辞儀とお礼をして荷物を持ち退出しました。
あぁ、あの最後の沈黙辛かったな、ダメだったかな、、、と落ち込みましたが考えても仕方ないと開き直り、久々の解放感を楽しみました。
保育士実技試験の結果
実技試験は採点基準も解答速報もないため結果が届くのを信じて待つのみで緊張しました。
1月半ばに合否案内のハガキが到着。
造形・言語共に合格点以上で、晴れて保育士試験合格となりました。
保育士実技試験を終えて感想
・客観的な評価をもらえば良かったかも知れない。
→私は恥ずかしくて家族以外の前で練習したり、評価してもらったりが出来ませんでした。ネットやSNSのコミュニティ上では実技試験用の勉強会が開催されていたので思い切って参加していれば客観的な意見が聞けスキルアップしたかも知れないなと思っています。
・実技試験においても事前の情報収集が重要。
→主観になりますが、言語の試験などは入室から退室までの流れを知っていないと戸惑ってしまうのではと感じました(当日は入室してからの細かな説明など特にないので)。経験談などを調べ聞いて一連の流れをイメージしておくことで、安心感が増す気がします。
・受験の申請書類は早めに提出した方がいいかも。
→実技試験の個々の受験時間の割り振り(音楽と言語)が受験番号順のようで受験番号が早いほど終了も早い様子でした。申し込みが遅めになってしまった私は受験番号が遅く、待ち時間が長くなってしまいました。集中力切れやすいし、気持ちは焦るしで個人的には2つが近い時間だと良かったのにと感じます。
保育士試験実技を受けてまとめ
→2022年版 ユーキャンの保育士 実技試験 合格ナビ
→保育士実技試験完全攻略 ’22年版
- 実技試験も事前の情報収集が大事。
- イメージトレーニングで本番の緊張を和らげる。
- とにもかくにも当日まで体調を崩さないように注意。
未知の体験でしたが、ネットやSNSなどで情報を得てイメージしていたことで、本番で慌てたり緊張し過ぎず助かったかなと思います(それでもそれなりに緊張しました)。
前期、後期どちらの実技試験も厳しい気候の時期かと思いますので、体調を崩さず無事に当日を迎えられることを何より願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
(記事はあくまで個人の意見や感想となります。記事の内容は記入日のものです。)